OZONEスタッフblog

リビングセンターOZONEのweb事例で浄明寺リノベが紹介されました。

スタッフblog「建築家で大成功のリノベーション」というシリーズのvol.12『家族と猫が暮らす家』というタイトルで、築60年以上経っている木造平屋の建物のリノベーションリノベーション事例です。

ぜひご覧ください>>

野沢正光さん

先日建築家の野沢正光さんがお亡くなりになりました。

野沢さんとの出会いは逗子にあるumibe cafeがきっかけでした。
実はこの建物は野沢さんの設計で一階部分は歯科医院でしたがそこをcafeにリノベーションする際、建物のオーナーさんから設計依頼を受けました。

cafeが完成しお店にいる時にたまたま野沢さんがお茶を飲みに来てくださりそこで色々なお話をさせていただきました。

僕としては出来上がった店舗の内装に野沢さんがどのような感想を持たれるのかヒヤヒヤしていたのですが
『素敵なcafeだね』
と言っていただきとても嬉しく思いました。

そのあと
『建物の設計もいいだろ?』
と言ってニヤっと笑った顔は忘れられません。

色々な話をさせていただく中で
『これからはこういう活動が大切になってくるんだ。よかったら君も会員になってくれないか』
とまだ発足されたばかりの住宅遺産トラスト(野沢さんが代表理事)の話をされ紹介をされました。

色々な功績を残された方でしたのでご病気だったとはいえお亡くなりになったことがとても残念です。

葉山芸術祭2023

今年もまた葉山芸術祭に参加させていただくことになりました。

会場は例年通り葉山在住の友人建築家テントラインさん。
僕の作成した木のカトラリーのほかニットとガラスの作家の展示・ワークショップやケーキセットなどの販売もあるようです。

ぜひお越しください。

葉山芸術祭2023>>

柚木沙弥郎展

もうすぐ終わってしまう!
ということで日本民藝館で開催中の柚木沙弥郎展に行きました。

柚木沙弥郎は101歳になる現役の染色家。

以前から作品や存在は知っていましたが実際に作品を見たのは今回が初めてです。構図や色がとても個性的でその上手仕事の温かみが感じられとてもいい展示でした。

 

金沢旅行2

もう一箇所、金沢で行きたかった場所が柳宗理記念デザイン研究所でした。

柳宗理は僕の大好きな工業デザイナーで彼がデザインしたカトラリーやプロダクトを愛用しています。
ここでは柳宗理デザインのプロダクトが常設展示されていて決して大きな展示ではありませんが改めて彼の功績を知ることができます。

初めて訪れた金沢は食事やお酒も美味しく、とてもいい場所でした。
途中たまたま通りかかり入ってみた中古レコード屋さんの店主がとても面白い方でそんな出会いも旅の面白さだなと感じました。

金沢旅行1

先日お休みをいただき夫婦で金沢に旅行に行ってきました。

目的は以前からどうしても訪れてみたかった鈴木大拙館に行くためです。
金沢はそれほど広くない範囲に名建築と呼ばれるものが多くあり
それらをのんびり見ながら美味しいものを食べようということで出かけて行きました。

朝早く訪れた鈴木大拙館は全てが素晴らしくまるでそこだけ時間が止まってしまっているようでした。
凛とした空気が漂い自然と背筋が伸びる。
かといって強い緊張感を強いられるわけでもなく心地いい感覚。

素晴らしい建築の中に身を置いている時に共通して感じる特別な空気感。
それを肌で感じられたのはとても刺激になりいい経験ができました。

木のカトラリーワークショップ

先日、吉祥寺のアトリエニーニョさんでバターナイフ作りのワークショップを開催しました。

僕は以前から趣味で木のカトラリーやお皿を作っているのですが、知り合いから作りかたを教えてというところから始まったワークショップ。
いつの間にかいろんな方から声を掛けていただき年に1~2回ですが開催しています。

アトリエニーニョの主催者の野口さんとの関係も僕が設計した鎌倉のsawviで開催したワークショップに参加していただいたのが最初の出会いでした。

今回もたくさんの方に参加いただき、みんな楽しそうにされていました。

また、次の日に自分の手を使って作ったもので食事をする楽しさも味わっていただけたことだと思います。

野口さんとはまた別のワークショップを計画中。
ちょっと先になってしまうかもしれませんが、詳細が決まりましたらまたこちらでお知らせしますね。

haruka nakamura

これから始まるプロジェクトのために最近は仕事をしながらharuka nakamuraさんのアルバムを聴いています。特によく聴いているのが『スティルライフ』。

ミュートピアノによる録音は僕の事務所が古い団地の一室ということもあり、まるで誰かが隣の部屋で演奏しているかのように聞こえます。

もともとAOKI,HayatoさんとのDUOをしていて名前は知っていたけどきちんと聞いたのはつい最近。

その時聞いていた音楽によって設計する内容に何か変化があるかはわかりませんが、今回はクライアントさんから空間のイメージとしてharuka nakamuraさんの音楽の世界観というテーマがあったので、音の世界が体に染み込むようにと思っています。

同時にnakamuraさんとAOKIさんの二人のアルバム『FOLKLORE』もたくさん聴いてきます。

今年もよろしくお願いします

あけましておめでとうございます。

昨年から続く現場や新しく始まるプロジェクトなど、ありがたいことに今年もまた忙しい日々となりそうですがひとつひとつのプロジェクトに全力で臨みたいと思っています。

また今年はちょっと楽しいイベントなども企画していますので、詳細が決まりましたらまたこちらでもお知らせさせていただきます。

では、今年も一年よろしくお願いいたします。

引き継ぐ

今年の2月に後輩の建築家泉谷吉信くんが病気で亡くなりました。
彼とは30年近くの付き合いでアルバイトとしてうちの事務所に来てくれたのが最初の出会い。

中学時代から佐賀和光に憧れ建築家になることを夢見てそれを叶えた人物で、まっすぐな明るい性格からか周りには常に多くの人が集まりみんなを笑顔にするようなタイプの人でした。

病気が見つかってからはそれほど多く会うことはできませんでしたが、たまにLINEなどでやり取りをしたり共通の知り合いに病状を聞いたりしていました。

佐賀和光の自邸であるハレハレハウスの跡地に僕が住宅を設計し、昨年の12月に上棟した時、彼にどうしても見て欲しくて現場に来てもらい短い時間でしたが現場で少し話をしました。結局この日が彼と会う最後の日となりそのまま天国へ旅立ってしまうことに。

住宅の仕事というのはスパンが長く、建築家に何かがあったとき計画がまだ途中だったりすることがあります。

僕の師匠の佐賀和光が亡くなったときも数件の住宅が残され、それを必死になって完成させた思い出があります。

今回も同じように泉谷くんが残した建物をたまたま僕が引き継ぐことになり、上棟までこぎつくことが出来ました。
しかも季節は彼と最後に会った冬の12月。偶然にしては出来過ぎのような気もしています。

自分の師匠と後輩。
それほど長い期間ではなかったのですが、三人で楽しく仕事をしている時期があり、まさかその二人の仕事を引き継ぐことになるなんてその当時は思っても見ませんでした。

空の上では佐賀さんといっちゃんが見守ってくれていることだと思います。
とにかく最後まで気を抜かず、残された建物を完成させたいと思います。