工事費

限られた予算での計画@小さな写真室のあるいえ

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ローコストのリノベーションを実現させるにはどのような方法が有効でしょうか?
勿論、そこに住む人たちがどのような要望を持っていて、どのような暮らしをしていきたいか、優先順位が高いのはどんなことなのか等によって変わってきますが、今回の計画では次のような方法を取りました。

この物件は、フルリフォーム済みの物件で、設備機器も全て新品に交換済みです。
中古マンションを購入した場合、設備機器を交換せずにそのまま使うというのは少し抵抗がある方も多いと思うのですが、今回はそんな心配もありません。
ですので、設備機器は出来るだけそのまま使う、場所の移動もしないという事を提案しました。

どうしても設備機器というのは予算の中での大きなウエイトを占める部分です。こだわりのある場合は別ですが、それ以外の場所は最低限に抑え、その分自分たちが本当に求めている事に予算を割くほうが満足度の高いものが出来てくると思います。

その上今回は、設備の場所も一部を除いて移動しないようにしました。これも、配管工事などを無くし、計画予算の中に納めるための選択です。

設備工事というのはどうしても予算のかかる箇所なので、今回のように、きちんと全体の予算とのバランス、自分たちの希望を整理しながら計画していく事が大切な事だと思います。

佐賀・高橋設計室
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建築家に聞いてみた、ほんとうのはなし(前編)

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家を建てようと思ったとき、まずどこに相談に行きますか?
先日、Tetsuya Japanさん主催で座談会が開かれました。
題して、「建築家に聞いてみた、ほんとうのはなし(前半)」
お相手は一般の主婦の方々。家づくりに関する素朴な疑問を建築家に聞いてみようというのが
今回の企画の趣旨です。
皆さんが興味のある、工事費や設計料などのお金の話、建売と注文住宅の違い、ハウスメーカーと建築家の違い等々。
場所は僕が設計したumibe cafe
美味しいコーヒーを飲みながら、楽しい雰囲気でいろいろな話ができました。
今回感じたことは、まだまだ建築家の仕事に関して、よくわからないと感じている人が多くいるということです。このことに関しては、僕ら建築家側にも責任の一端があるのかなとも思いました。

こういう機会をもう少し増やすことにより、建築家との家づくりが家を建てる人たちにとって、普通のことになればいいなと思います。

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