晴れ晴れハウス最後のオープンハウス

今から41年前の夏、藤沢市鵠沼に佐賀和光の自邸である〝晴れ晴れハウス〟が生まれました。それは「光と風」が感じられる湘南住宅の誕生でもありました。
松林の緑の中に真っ白で一際目立つ斬新なデザインでありながら、何処か懐かしい日本の風景を思い出させる佇まい…。
その住宅は建築の世界だけにとどまらず各方面でも話題となり佐賀和光が建築家として名を知らしめる作品となりました。
湘南の太陽から降り注ぐ光と海から吹き込む風が心地よく感じられる開放的なこの家のリビングには多くの人々が集い、日々賑やかな声が止むことはなく、建築家やデザイナー、サーフレジェンドなど、現在各方面で活躍する人材が育っています。
しかし多くの人々に愛された〝晴れ晴れハウス〟も老朽化により2021年1月末に解体されることとなりました。
つきましては解体前の1月24日(日曜日)12時より〝晴れ晴れハウス〟の最後のオープンハウスを開催することとなりました。お時間のある方はお立ち寄りください。
なお、緊急事態宣言下である現在、オープンハウス開催の可否についてはいろいろと検討をして参りましたが、この建物が多くの皆さんにとっても思い出のある場所と考え、開催することといたしました。
本来なら来ていただいた方々と昔話などをしながら懐かしむ時間にして頂きたいところではありますが、現在の社会情勢などを考慮し今回は見学や写真撮影などで留めて頂くことをお願い致します。

ロードバイクと漆

先日お引渡しした西鎌のリノベ。

住みながらのリノベーションだった事もあり、現場監理の途中にクライアントさんと色々とお話をさせていただきました。その中で趣味のロードバイクの面白いお話を聞かせていただきました。

もともとロードバイクを始めたきっかけは転勤先の和歌山で通勤のときに使う少しいい自転車を買いにサイクルショップに行ったところ、そこに集まっているお店の常連さんに色々アドバイスをしてもらううちに気がつけば当初予算を超えオーダーをする事になったようです。

もちろんアドバイスはその常連さんたちの親切心からだったのでしょうが、それ以上に本人たちが楽しんでいたようですが。。。

その後すっかりロードバイクにはまり、常連さんたちとも仲良くなりツーリングなどに行く事もしばしば。楽しいロードバイク生活を送っていたようです。しかしあるときまた別の場所へ転勤になり、常連さんたちとは別れることに。

そのとき餞別に送られたのが写真にある自転車のグリップです。常連さんの中に木工作家さんがいて南天の木で削り出し漆を塗ってあるそうです。
また、使っていた革のサドルにも漆を塗ってくれたそうです。

漆は確かに水分や熱に強いとは聞いていましたが自転車の部品に使うとは驚きました。
長い間使い込まれている漆が塗ってあるグリップやサドルはとても綺麗でした。

リノベーション事例

『小さな写真室がある家』が扶桑社さんが運営するウェブサイト「日刊すまい」に掲載されました。
1975年築のマンションをリノベーションした事例で限られたスペースを何通りにも使えるように工夫しました。
クライアントさんには今でもセンス良く住んでいただいています。
ぜひご覧ください。
https://sumaiweb.jp/articles/216805

西鎌のいえリノベが完成しました

昨年は台風が二週間連続で関東を直撃し多くの被害に見舞われました。

鎌倉もたくさんの家が被害にあい一時はその修繕工事のために職人さんが足りずに新築の現場にも少なからず影響がありました。今年は幸いにも上陸はしなかったのですが出来るだけ早く対策をし、もしもの時に備えたいものです。

今回のクライアントさんから受けた要望は台風対策を中心としたリノベーションで、築年数15年になる建物メンテナンスも含むご要望は内容は次のようなものでした。
・気密性の低いリビングの木製建具を直したい(台風時に風や雨が室内に入ってくる)
・最近使わなくなっている玄関にある自転車搬入用の引き違いの建具を変更したい
・雨戸が外れて機能しなくなってきた
・外部に小さな物置が欲しい
・ユニットバス、レンジフード、の交換
・各室建具等の調整

以下は完成写真です。


既存木製建具を気密性の高い建具に交換しました。アルミサッシにしてしまうと建物全体とのバランスが崩れてしまうため既成の木製サッシを採用。予算的にも技術的にも厳しい部分もありましたが生活する上で一番長い時間を過ごす大切な箇所なので優先順位を高く考えました。


玄関部分の引き違い建具があった場所は上下に風抜きのサッシを設け真ん中に収納を作りました。この事により以前は土間部分に出したままになっていたものが片付き土間も広く使えるようになりました。

雨戸と戸袋をあらたに造り替え戸袋とあわせたデザインの外部収納を作りました。濡れ縁や戸袋に以前と違った色の塗装をし落ち着いた中にも明るい印象に立ったと思います。

 

犬との暮らし(猫も)〜3〜

保護犬を迎え入れてから亡くなるまでのお話の第3回
前々回のお話はこちら >>犬との暮らし(猫も)〜1〜
前回のお話はこちら >>犬との暮らし(猫も)〜2〜

とても人懐く人が大好きなJeff。はじめて会う人にも楽しそうにじゃれていきます。
しかし飼い始めて不思議に思うことがありました。
それを全て保護犬ゆえに最初に飼われていた環境によるトラウマと考えるのは安易だと思いますがでもやっぱり不思議に感じました。

例えば、明るい性格でとても人懐こいのですが何故か尻尾を振ることをしません。犬は感情表現が尻尾に現れると聞いてました。しかし遊んでもらったり餌を目の前にして嬉しそうに飛び跳ねているのですが尻尾は背中にくっついたまま。原因はわかりませんが元気に尻尾を振るようになるまで3年くらいかかりました。

また、車に乗っている時も不可解な行動をとりました。
車で一緒に出かける時はとても喜んで車に乗り込むのですがウインカーのカチカチという音を聞くと不安そうに鼻を鳴らします。

また、ギアをバックに入れた時の音やハザードランプを着けた時の音を聞くとやはり不安そうに鳴き出します。車を駐車し扉を開けようとすると誰よりも先に外に出ようとします。もしかしたら、保護される前に長時間車の中に置き去りにされた記憶があるのかな?と僕たち家族の間で話していましたが実際のところはわかりません。

これは結局最後まで治りませんでした。

やはり保護された犬の中には心に傷を負っている場合があるのだなといろいろ考えさせられました。

ただ、それ以外は本当に人懐く犬よりも人間が好きなようで、家族以外の人に付いて行ってしまい何度か連絡をもらって引き取りに行ったこともあるくらいでした。
一番驚いたのはご近所のお宅で当時小学生のお子さんとベッドの上で一緒に寝ていた時でした。そこのお宅の家族も小学生のお子さんも気づかないうちに勝手に他人の家に上がり込みベットで昼寝をしていたお子さんの隣で一緒に寝ていたようです。

毎日の暮らしでは先住猫のBonzoともたまに喧嘩しながらも仲良く過ごしていました。

 

しかしだんだん歳をとってきて最後の数日は食欲もなく散歩もほとんどしなくなり寝てる時間が多くなったのですが何故か亡くなる前2日間はゆっくりですが長い距離を歩きました。
あれはなんだったんだろう?
本当に久しぶりに長い距離の散歩でこのまま元気になるのかな?と思わせる時間でした。

でもやはり弱ってきているのははっきりわかり、最後は家族全員で見守るなか僕の腕の中で息を引き取って行きました。
彼が亡くなってからも未だに早朝の散歩に行く時間には目が覚めてしまいその度に
もう散歩に行かなくていいんだった
と、少し寂しい気持ちがこみ上げてきます。
自分が思っている以上にJeffは家族の一員だったんだなと居なくなってから強く感じさせられています。

基本的には猫派な我が家。

そんな家に引き取られ幸せだったのだろうか?と考えさせられることもありますが犬との暮らしは僕にとって、とても楽しくいい経験だったと思います。

犬との暮らし(猫も)〜2〜

保護犬を迎え入れてから亡くなるまでのお話の第2回
前回のお話はこちら >>犬との暮らし(猫も)〜1〜

既に猫を飼っていた僕たち家族。
ただ、当時周りには圧倒的に犬派が多く犬と触れ合うことが多くありました。

そうなると犬の可愛さも解ってきて家族として受け入れてみたいという思いが少しづつ大きくり、偶然にもちょうどその頃知り合いの方が動物の保護団体から犬を引き取り飼い始めたという話を聞きました。

保護犬という言葉はなんとなく知っていましたが色々調べていくうちに多くの方がボランティアで活動されていることを知りました。いろいろな理由から不幸な状況になってしまっている動物たちを少しでも多く助けてあげたい。その思いから活動されている方々には頭がさがる思いでしたし、何より動物が好きで活動されているのがよくわかりました。

そこで僕たちは東京都動物愛護相談センターのある譲渡団体から保護犬を受け入れることにしました。

もちろん受け入れのためにトライアルの期間をもうけ、その後正式に迎え入れる事になり名前をJeffと名付けました。

なぜJeffが行政の施設に収容されたのか、その理由は教えていただけませんでしたがとても人懐こい明るい性格の男の子でした。

とにかくボール遊びが好きで一度始めると1時間でも2時間でもずっとやっています。
問題は一人で遊ぶのではなく誰かが投げてあげそれを持ってくる事を繰り返したがるので大抵は人間の方が疲れてしまい途中で終わりにしてしまいます。

また、不思議なものでボールならなんでも良いという訳ではなく、ある決まったボール(豚の顔のボールです)でないと喜びません。

彼が亡くなるまでにいったい何個同じものを買ったことか。。。

ただ、そんな明るい性格のJeffにもしばらく一緒に暮らしているとあるトラウマがある事に気付かされます。

犬との暮らし(猫も)〜1〜

昨日我が家で飼っているトイプードルが亡くなりました。

今年に入ってからなんとなく散歩の距離も短くなりお気に入りのクッションの上で寝ている時間も増えだんだん歳をとってきたなぁ、と思っていました。
そうこうしているうちに少しづつ体力がなくなってきたのが目に見えてわかるようになりトリミングから帰ってきた日はかなりぐったりして具合が悪そうでした。

それからは自宅で僕か奥さんのどちらかが体調を見ながらトリミングをし爪を切ってあげるようになりました。

彼の名前(雄犬です)はギタリストのJeff Beckからとってジェフという名前で保護団体から引き取りました。

ですので正確な年齢はわかりません。

便宜的に2006年8月8日生まれとしましたが、もう少し歳をとっていたような気がします。(市役所で生年月日を聞かれその場で決めました 笑)

ちなみに一緒に写真に写っている先住猫(雑種 オス)の名前はドラマーのJohn Bonhamのあだ名からボンゾと名付けています。
あとベーシストがいればバンドが組めますね。しかも結構素敵なサウンドを出しそうなバンドが。。。

僕たち家族が保護犬を引き取ったのには特に高尚な考えや立派な思想があったわけではありません。なんとなくかわいそうな犬がそこにいるのなら助けてあげるのはいい考えかも!程度のものでした。

その保護犬を迎え入れてから亡くなるまでのことを何回かに分けて書いてみたいと思います。

植栽

遅れていた『十二所のいえ』の玄関周りの外構工事が少しずつ進んでいます。

今日は玄関扉の前に作った植え込みに植物が植えられました。
採用した木はティツリー。夏には白い花が咲き葉からはいい香りがします。

植え込みをしていただいたのは草のよしだやさん。ご夫婦で朝から植えていただきました。

このあと玄関周りにはオリジナルデザインの門扉と手すりがつき、庭側にもたくさんの植物が植えられる予定です。

建物は完成した時が終わりではなくはじまり。

今後の建物と植物の成長が楽しみです。

オリーブ

現在『十二所のいえ』を手伝っていただいている草のよしだやさんにオリーブの塩漬けをいただきました。

植物の生産者さんの畑にあるオリーブのみを分けてもらいよしださんの奥様が漬けているようです。

吉田さんはもともと建築家仲間の紹介で一緒にお仕事を始めたのですが、いろいろ話してみると共通の知人が多くいてこの生産者の方も知っている方でした。

人との縁って不思議なものだなとおもいます。

ペレットストーブの火入れ

十二所の家にはペレットストーブがあります。引き渡しが夏だったこともあり点火は寒くなってからとしましょうということに。

それから数ヶ月、まだ寒い時期というわけではありませんが少し早めに準備しようということでペレットストーブの点火式をおこないました。

今回選んだストーブはイタリアのRavelliというメーカのAria。
デザインがモダンで自然対流式のやわらかい暖かさが特徴です。

火力調節も設定しておけば自動で、タイマーもついている優れもの。

これから寒くなる季節、このストーブが大活躍してくれると思います。