間取り

風が通る家の工夫

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気持ちのいい家を作るにはいろいろなことに気を配ります。
敷地周りの環境、開放的でおおらかな空間、効率のよい家事動線、プライバシー、光の入り方、などなど。。。

風の通り方に関しても色々な工夫をしています。今回は簡単にできる効率のよい風の入れ方のお話です。

家の中に効率良く風を取り込むには入口と出口を作ってやることが大切です。こう書いてしまうと、当たり前のように感じますが部屋のかたちや配置によってはなかなかできないケースも出てきます。

例えば壁の二箇所に開口が取れる場合は問題ないのですが、一箇所にしか壁が取れない場はどうしても風の抜けが悪くなってしまいます。写真はそんな場合の解決方法の一つ。本来は普通の壁にするところを足元に室内窓をつけ風の通り道としています。これのより外部に面する窓から入ってきた風が室内窓を抜けていきますので、風の吹き抜ける室ができるというわけです。また、足元の窓ですので隣の部屋からの視線もあまり気になりません。
他にも色々な方法を使い効率のよい風の抜け方を考えながら設計していますので、またいつか別の方法もご紹介します。

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小さくても「暮らしやすい家」ベスト58

小さくても暮らしやすい家

現在発売中の、はじめての家づくり特装版「小さくても暮らしやすい家ベスト58」に当事務所の建物が3件掲載されています。

そのうちのひとつは、自分の建築の師である佐賀和光が基本設計をして、僕がまとめた建物です。
都内の変形敷地で、三角形の敷地に計画したRC造の建物です。

建物の形は敷地に逆らわず三角形なのですが、中に入るとそれを感じさせない空間になっています。

それ以外にも、鉄骨三階建ての住宅と木造の建物を取り上げていただきました。
ぜひ書店でお手にとってご覧ください。

暮らしやすい「間取り」づくりのヒント

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主婦の友社より『暮らしやすい「間取り」づくりのヒント』が発売されました。

この本は、100以上の実例から暮らしやすい間取りのパターンを詳しく紹介していて、住み心地を左右するポイントがよく分くるようになっています。

僕をはじめとした9人の建築家の設計アイディアがたくさん集められています。
たくさんの実例写真や間取り図などが掲載されていますので、家づくりの際にきっと役にたつと思いますよ。

ぜひ書店でご高覧下さいね。