日常

久しぶりの再会

NY在住の版画アーティストの友人。
コロナの影響で3年ぶりに日本に帰ってくるというので久しぶりに会ってきました。

彼は学生時代からの友人で音楽好き。学生時代は一晩中レコードを聴きながらいろんな話をした思い出があります。

久しぶりに会うのだからまずはお互いの近況報告。
というのが普通なんでしょうが、なぜか彼と会うと一瞬で時間が巻き戻されたように、たわいない話をしながらけらけらと笑っているうちに時間が過ぎていきます。

『昨日の話の続きなんだけどさぁ』

会った瞬間にどちらともなくそう言っている。
そんなイメージでしょうか。
その時間は僕にとってとても心地いい時間です。

その彼と僕の設計したカフェでランチをして、そのあと鎌倉を観光。
生憎の天気でしたが、しっとりした雰囲気の鎌倉を味わうことができとても楽しかったです。

コロナでしばらく会えなかった彼に、コロナで延期になっているイベントの話を何気なくしたところ協力してくれるという話に。

開催は来年になる予定ですが、古くからの友人と一緒に何かができるというのがとても嬉しく、今からしっかり準備を進めたいと思います。

日程等決まりましたらまたこちらでも詳細をお知らせしたいと思います。

 

レコード

先日友人建築家と一緒に中古レコード店へ。時間も忘れて一枚一枚レコードを選んでは
『これ知っている?』
『あ〜、名盤だよね』
なんて話しているといると学生時代に戻ったようでとても楽しかったです。。

写真はその時に購入したJOÃO GILBERTO。

ジョアン・ジルベルトのアルバムは折あるごとに探しているましたが、アナログ盤は何故かなかなか巡り合わないでいました。今回見つけた瞬間にジョアンが僕に「きみの家に連れて帰って!」と言っていたので迷わず購入。(笑

レコード盤は綺麗なクリアヴァイナル仕様でした。

内容はジョアンのギターと歌声とパーカッション(ハイハット?)だけというとてもシンプルな構成ですが、最後まで飽きさせず、静けさの中に緊張感さえ感じさせられるアルバムでした。

『JOÃO GILBERTO』というアルバムタイトルは1959年に発表した同名のアルバムがあるので、海外ではホワイトアルバムと呼ばれているとか。
でも僕は『三月の水』という邦題のタイトルがしっくりきます。

雨降りの休日

暖かくなったり寒さが戻ったり。
なんとも気温の移り変わりが激しく体調を崩してしまいそうですね。

こんな寒い日は家の中でのんびりと手仕事を。
なにも考えず、無心に、ただただ手を動かす。

寒さや雨降りのことなんか忘れてしまいます。

GWに開催されるイベントに向けてコツコツと。

ジャズ喫茶ちぐさ

横浜の野毛にあるジャズ喫茶『ちぐさ』
現存する日本最古のジャズ喫茶です。

以前から存在は知っていましたが、一度も訪問したことがありませんでした。
ある日、仲良くしている建築家の建物の見学に行く時に別の友人建築家から

「ちぐさに寄ってから行かない?」

と誘われて二つ返事で訪問。

よく調べてみると2週間後に建て替えのため閉店とのこと。ギリギリ滑り込みセーフという感じでした。

珈琲を飲みながらリクエストしたのはBill Evans。
ちょっとベタかとも思いましたが現在進行中の建物のタイトルにもなっていますので。。。

歴史ある場所で、大きなスピーカーから流れてくるアナログで聴く音楽はとても心地よかったです。

春の光

ハイサイドライトから差し込む朝の光をじっと見ている我が家のボンゾくん。
(15才オス)

光は春のおとづれを告げていますね。

 

しかし、眩しくないのかな?

和田誠展

東京オペラシティアートギャラリーで開催中の和田誠展に行ってきました。

この展示は今年の夏に安西水丸展に行った時にチラシが置いてありその時からとても楽しみにしていたものです。
僕が行ったのは平日の昼間でしたがそれでもたくさんの人が来ていました。年齢層もバラバラで和田さんが多くの人に愛されていたのだという事がわかりました。

展示を見る中で一番驚いたのがその仕事量の多さでした。
しかもどれもクオリティが高くこの人は寝ずに一日中仕事をしていたんじゃないかと思わせるくらいでした。

本当に多才な人でいろんな分野の仕事をこなしています。
見ているとあれも和田誠作品、これも和田誠作品という感じで多分どの家にも最低一つは和田誠作品があるのではというくらいでした。

じっくり見て回るにはとても1日ではすまないくらいに充実した展示でした。

江之浦測候所

秋晴れの中、江之浦測候所に行ってきました。

ここは現代美術家の杉本博司さんがランドスケープから設計したギャラリー(と言っていいのかな?)です。

建築家の視点と少し違ったディティールや景色の取り入れ方がとても素晴らしかったです。
現在もまだ未完成で今後も変化していくようでその点も楽しみ。

施設の中にある杉本さんが設計した茶室『雨聴天』の床の間に飾ってあった掛け軸に『日々之口実』という文字を見つけその洒落っに思わずクスッとさせられました。

季節によっても表情が変わってきそうで四季折々で訪れてみたい場所でした。

 

 

日除け

毎日暑い日が続きます。
今年も自宅の吹き抜け部分に日除けの布を掛けました。
今年は例年よりちょっと遅めでしたが薄い布一枚でも室内の温度はかなり変わります。
毎日の暮らしを楽しむという意味で季節によって室内のしつらえを変えるということはとても有効だと思います。

AMERICAN UTOPIA

スパイク・リー監督の『AMERICAN UTOPIA』を観てきました。

もともとトーキングヘッズやデイビッド・バーンは一通りアルバムを聴いていましたがそれほど熱心なファンという訳では無かったのですが、友人の建築家がとてもよかったと言っていたのでたまたまタイミングも合い一人で鑑賞。

内容は想像以上によく帰りに電車の中でサントラを早速購入。

音楽の持つ力というのは本当に強いのだなと再確認しました。

まだ公開しているようですのでお時間のある方は是非ご鑑賞ください。

ロードバイクと漆

先日お引渡しした西鎌のリノベ。

住みながらのリノベーションだった事もあり、現場監理の途中にクライアントさんと色々とお話をさせていただきました。その中で趣味のロードバイクの面白いお話を聞かせていただきました。

もともとロードバイクを始めたきっかけは転勤先の和歌山で通勤のときに使う少しいい自転車を買いにサイクルショップに行ったところ、そこに集まっているお店の常連さんに色々アドバイスをしてもらううちに気がつけば当初予算を超えオーダーをする事になったようです。

もちろんアドバイスはその常連さんたちの親切心からだったのでしょうが、それ以上に本人たちが楽しんでいたようですが。。。

その後すっかりロードバイクにはまり、常連さんたちとも仲良くなりツーリングなどに行く事もしばしば。楽しいロードバイク生活を送っていたようです。しかしあるときまた別の場所へ転勤になり、常連さんたちとは別れることに。

そのとき餞別に送られたのが写真にある自転車のグリップです。常連さんの中に木工作家さんがいて南天の木で削り出し漆を塗ってあるそうです。
また、使っていた革のサドルにも漆を塗ってくれたそうです。

漆は確かに水分や熱に強いとは聞いていましたが自転車の部品に使うとは驚きました。
長い間使い込まれている漆が塗ってあるグリップやサドルはとても綺麗でした。