新築

開口の意味

Interplay of …
階段室に設けた窓から光が差し込みます。

この場所は景色も良く大きな開口を設け景色を取り込むこともできたのですが
あえて細めのスリット窓にしています。

開口部は場所によって

自然と目の前に景色が飛び込んでくる窓
外を見ようと意識することにより景色を感じられる窓
光を感じさせる窓
風を呼び込む窓

などそれぞれ意味をもたせて配置しています。

敷地の持つ力

コツコツと、ひとつずつ、丁寧に。

現場は進んでいきます。

窓から見える景色はこの敷地の大きな魅力のひとつです。
室内やバルコニーから外を見て、設計当初思い描いていた通りの景色がそこにあることに安心し、気がつくと長い時間外を眺めていたりしています。

敷地の持つ力というのは、僕たち建築家にとって大きな味方になるのだなと改めて感じています。

辻堂新町の家はじまりました

新たに辻堂新町の家が始まりました。

この家は僕が20代前半のときにお世話になった職人さんの娘さん家族のお宅です。
この職人さんとはかれこれ30年以上のお付き合いで、当然色々な建築家と付き合いもあるはずなのに僕に声をかけてくれたことが何より嬉しかったです。

この日は雨の中の地縄張り。
20代前半の右も左もわからなかった僕が現場に呼ばれて掛矢(かけや)で水杭を打つ手伝いをさせられたり水糸を押さえていたときのことを思い出します。(さすがに今は頼まれませんが 笑)

事務所からは愛車のリトルカブで15分程度と通いやすい場所。
完成までしっかり管理していきたいと思います。

「建もの探訪」放映日のお知らせ

3月27日(土)朝4時30分よりテレビ朝日『渡辺篤史の建もの探訪』で大田区中央の家が取り上げられます。

〜以下渡辺篤史の建もの探訪HPより〜
建築面積9.7坪にアーリーアメリカンテイストを盛り込んだ家。
ドイツ漆喰の壁や木製サッシの窓など自然素材にこだわっています。
4階の高さの塔屋まで続く螺旋階段を愛猫が駆け巡ります。

少々時間が早いですがぜひご覧ください。

また、各ローカル局は放送の日程が違うようですので(概ね1〜2週間遅れ)ご確認ください。
4月4日(日)にはBS朝日で再放送もあるようです。

お楽しみに!

Interplay of …

『Imterplay of …』はじまりました。

細部はこれから詰めていくことになりますが基本的な部分はとても気に入っていただけたようで一安心です。

引き渡しまで気を引き締めていいものを作っていきたいと思います。

 

完了検査合格

昨日、鎌倉十二所で進めている住宅の完了検査があり無事合格となりました。

はじめて相談のご連絡をいただいたのが約2年前。
法的に色々と規制がありそれを丁寧にひとつずつ解決し、着工後も色々な課題を乗り越えながらここまできました。

この現場は担当してくれた大工さんにとても助けられた現場でした。納まり、施工手順、職人の視点から考えるデザイン等々教わることがたくさんありました。

この先外構工事や植栽工事などまだまだ現場は続きます。引き続きしっかりと監理していきたいと思います。

写真は現場とは全く関係ない自宅庭の多肉植物

現場での昼食

鎌倉の現場もいよいよ追い込みです。
大工さん、塗装屋さん、左官屋さん、セコムと現場もたくさんの人が入っています。

今日は朝からずっといろいろな職人さんと打ち合わせ。

その場で塗装の見本を作ってもらったり、左官工事の進み具合をチェックしたり、ホームセキュリティーのセンサーの位置の確認をしたり、家具を作っている大工さん(今回とても優秀な方で助かっています)と細かい納まりの話をしたりと昼食を食べる時間も取れない状態です。

それを見かねたお隣に住むクライアントのお母様が昼食を用意してくれました。

いつも現場での昼食はコンビニで買ったお弁当ということが多いのですが、この日は山椒と湯葉の炊き込み御飯と卵豆腐とサラダとお新香。

自分の設計した建物の工事風景を隣の家の茶の間から美味しいご飯を食べながら眺めるというなんとも不思議で贅沢な時間を過ごしました。

お母さま、美味しいご飯ありがとうございました!

階段

鉄製の階段ささらが現場に搬入、その後設置されるという事で立会いに行ってきました。

ささらというのは階段を支える斜めの材の事。今回はその部分を鉄製にし軽やかな階段をデザインしてみました。それ以外にも手摺の取り付け方などにもこだわっています。

階段は毎回どのような形にするか頭を悩ます部分。
ただ、その考えている時間が楽しかったりもするのですが。

このあとは大工さんに段板を設置してもらう予定です。これでハシゴや足場を使わずに安全に上下階の移動が可能になりそうです。

ペレットストーブ

現在工事中の十二所のいえではクライアントの要望でペレットストーブをリビングに置くことになっています。

工程的に外壁の下地モルタルを塗る前に排気のためのスリーブ(穴のことですね)を開けておかなくてはなりません。そのためにはどの機種にするかということを決めておく必要があるためクライアントと一緒にいくつかの候補を調べ実際のものを見に行くことにしました。

機能、価格、デザイン、使いやすさ等々いろいろな側面から考えた結果写真のストーブに決定しました。

ペレットストーブの中にはファンがついて暖かい空気を吐き出すものもありますがこの機種は自然対流で静かな暖かさを体感できるもの。デザインの面白さも気に入った理由です。

引き渡しは夏の予定なのですぐに使うことはないかもしれませんが、実際の暖かさがどういうものなのか今から楽しみです。

 

大田区中央のいえ引き渡し

中央のいえが完成しました。

役所の完了検査も無事終わり、設計事務所検査、施主検査も一部手直しがあったものの大きな問題もなく先日お引き渡しとなりました。
しっかりと施工してくれた職人さんや現場監督さんにとても感謝です。

本来はオープンハウスを開催する予定でしたが、コロナの影響で今回は開催中止に。
竣工写真を撮影しあとはお引っ越しをするだけです。

ご夫婦ともに僕が学生時代から現在までとても仲良くしている友人夫婦のための家。
打ち合わせもワイワイと楽しい時間でした。

彼らの家族がこの家を気に入って住み続けてくれることが一番の喜びです。