日常

野沢正光さん

先日建築家の野沢正光さんがお亡くなりになりました。

野沢さんとの出会いは逗子にあるumibe cafeがきっかけでした。
実はこの建物は野沢さんの設計で一階部分は歯科医院でしたがそこをcafeにリノベーションする際、建物のオーナーさんから設計依頼を受けました。

cafeが完成しお店にいる時にたまたま野沢さんがお茶を飲みに来てくださりそこで色々なお話をさせていただきました。

僕としては出来上がった店舗の内装に野沢さんがどのような感想を持たれるのかヒヤヒヤしていたのですが
『素敵なcafeだね』
と言っていただきとても嬉しく思いました。

そのあと
『建物の設計もいいだろ?』
と言ってニヤっと笑った顔は忘れられません。

色々な話をさせていただく中で
『これからはこういう活動が大切になってくるんだ。よかったら君も会員になってくれないか』
とまだ発足されたばかりの住宅遺産トラスト(野沢さんが代表理事)の話をされ紹介をされました。

色々な功績を残された方でしたのでご病気だったとはいえお亡くなりになったことがとても残念です。

葉山芸術祭2023

今年もまた葉山芸術祭に参加させていただくことになりました。

会場は例年通り葉山在住の友人建築家テントラインさん。
僕の作成した木のカトラリーのほかニットとガラスの作家の展示・ワークショップやケーキセットなどの販売もあるようです。

ぜひお越しください。

葉山芸術祭2023>>

柚木沙弥郎展

もうすぐ終わってしまう!
ということで日本民藝館で開催中の柚木沙弥郎展に行きました。

柚木沙弥郎は101歳になる現役の染色家。

以前から作品や存在は知っていましたが実際に作品を見たのは今回が初めてです。構図や色がとても個性的でその上手仕事の温かみが感じられとてもいい展示でした。

 

金沢旅行2

もう一箇所、金沢で行きたかった場所が柳宗理記念デザイン研究所でした。

柳宗理は僕の大好きな工業デザイナーで彼がデザインしたカトラリーやプロダクトを愛用しています。
ここでは柳宗理デザインのプロダクトが常設展示されていて決して大きな展示ではありませんが改めて彼の功績を知ることができます。

初めて訪れた金沢は食事やお酒も美味しく、とてもいい場所でした。
途中たまたま通りかかり入ってみた中古レコード屋さんの店主がとても面白い方でそんな出会いも旅の面白さだなと感じました。

金沢旅行1

先日お休みをいただき夫婦で金沢に旅行に行ってきました。

目的は以前からどうしても訪れてみたかった鈴木大拙館に行くためです。
金沢はそれほど広くない範囲に名建築と呼ばれるものが多くあり
それらをのんびり見ながら美味しいものを食べようということで出かけて行きました。

朝早く訪れた鈴木大拙館は全てが素晴らしくまるでそこだけ時間が止まってしまっているようでした。
凛とした空気が漂い自然と背筋が伸びる。
かといって強い緊張感を強いられるわけでもなく心地いい感覚。

素晴らしい建築の中に身を置いている時に共通して感じる特別な空気感。
それを肌で感じられたのはとても刺激になりいい経験ができました。

haruka nakamura

これから始まるプロジェクトのために最近は仕事をしながらharuka nakamuraさんのアルバムを聴いています。特によく聴いているのが『スティルライフ』。

ミュートピアノによる録音は僕の事務所が古い団地の一室ということもあり、まるで誰かが隣の部屋で演奏しているかのように聞こえます。

もともとAOKI,HayatoさんとのDUOをしていて名前は知っていたけどきちんと聞いたのはつい最近。

その時聞いていた音楽によって設計する内容に何か変化があるかはわかりませんが、今回はクライアントさんから空間のイメージとしてharuka nakamuraさんの音楽の世界観というテーマがあったので、音の世界が体に染み込むようにと思っています。

同時にnakamuraさんとAOKIさんの二人のアルバム『FOLKLORE』もたくさん聴いてきます。

竹灯籠

龍口寺でおこなわれた竹灯籠を見に行ってきました。

もともとは江の島の前の境川河口で灯籠流しが行われていましたが10年くらい前から竹灯籠というかたちに変わりました。

約3000基の竹の筒に入れられたキャンドルが灯った景色はとても幻想的で綺麗で毎回訪れるたびにその美しさに驚かされます。

ただ、今回一番驚いたのは約6年ぶりに機種変こうしたスマホのカメラの能力です。
夜でもこんなに綺麗に写るんですね。(笑)

久しぶりの再会

NY在住の版画アーティストの友人。
コロナの影響で3年ぶりに日本に帰ってくるというので久しぶりに会ってきました。

彼は学生時代からの友人で音楽好き。学生時代は一晩中レコードを聴きながらいろんな話をした思い出があります。

久しぶりに会うのだからまずはお互いの近況報告。
というのが普通なんでしょうが、なぜか彼と会うと一瞬で時間が巻き戻されたように、たわいない話をしながらけらけらと笑っているうちに時間が過ぎていきます。

『昨日の話の続きなんだけどさぁ』

会った瞬間にどちらともなくそう言っている。
そんなイメージでしょうか。
その時間は僕にとってとても心地いい時間です。

その彼と僕の設計したカフェでランチをして、そのあと鎌倉を観光。
生憎の天気でしたが、しっとりした雰囲気の鎌倉を味わうことができとても楽しかったです。

コロナでしばらく会えなかった彼に、コロナで延期になっているイベントの話を何気なくしたところ協力してくれるという話に。

開催は来年になる予定ですが、古くからの友人と一緒に何かができるというのがとても嬉しく、今からしっかり準備を進めたいと思います。

日程等決まりましたらまたこちらでも詳細をお知らせしたいと思います。

 

レコード

先日友人建築家と一緒に中古レコード店へ。時間も忘れて一枚一枚レコードを選んでは
『これ知っている?』
『あ〜、名盤だよね』
なんて話しているといると学生時代に戻ったようでとても楽しかったです。。

写真はその時に購入したJOÃO GILBERTO。

ジョアン・ジルベルトのアルバムは折あるごとに探しているましたが、アナログ盤は何故かなかなか巡り合わないでいました。今回見つけた瞬間にジョアンが僕に「きみの家に連れて帰って!」と言っていたので迷わず購入。(笑

レコード盤は綺麗なクリアヴァイナル仕様でした。

内容はジョアンのギターと歌声とパーカッション(ハイハット?)だけというとてもシンプルな構成ですが、最後まで飽きさせず、静けさの中に緊張感さえ感じさせられるアルバムでした。

『JOÃO GILBERTO』というアルバムタイトルは1959年に発表した同名のアルバムがあるので、海外ではホワイトアルバムと呼ばれているとか。
でも僕は『三月の水』という邦題のタイトルがしっくりきます。

雨降りの休日

暖かくなったり寒さが戻ったり。
なんとも気温の移り変わりが激しく体調を崩してしまいそうですね。

こんな寒い日は家の中でのんびりと手仕事を。
なにも考えず、無心に、ただただ手を動かす。

寒さや雨降りのことなんか忘れてしまいます。

GWに開催されるイベントに向けてコツコツと。